MiiTel と Salesforce オブジェクトの「取引先責任者 (Contacts)」「取引先 (Accounts)」「リード (Leads)」を連携することができます (「個人取引先」も連携可能)。
連携後、MiiTel Phone で発信、着信した電話番号と一致する Salesforce レコードの「取引先名」「取引先担当者名」が 連絡先 に登録されます。登録された連絡先は、応対履歴、応対履歴一覧 にも反映されます。
- 「取引先責任者」「取引先」「リード」以外のオブジェクトは連携できません。
- Salesforce の「電話型の標準項目」に登録された電話番号と一致するレコード情報を連絡先に登録します (「カスタム項目」は非対応)。
- 一致する電話番号が複数オブジェクトに登録されている場合、「取引先責任者」「取引先」 「リード」の優先順位で連携します。
- 一致する電話番号が、同一オブジェクトの複数レコードに登録されている場合、最終更新日が最新のレコードと連携します。
- 連携には、Salesforce の REST API を利用します。
- MiiTel が利用する Salesforce API バージョンは 51.0 です。API のバージョンは、Salesforce の Edition および API バージョンを確認する方法 でご確認ください。
連携可能な Salesforce エディション
Salesforce の REST API を利用しているため、以下の Salesforce のエディションで連携可能です。詳細は、MiiTel と連携可能な Salesforce のエディションをご参照ください。
- Enterprise Edition
- Unlimited Edition
- Developer Edition
- Salesforce Platform Starter
- Salesforce Platform Plus
Professional Edition, Essential Edition では連携できません。
新規に連携する場合は、
「Salesforce ID で認証 (推奨)」で連携してください。
「ID とパスワード認証」から「Salesforce ID で認証 (推奨)」に変更する場合は、事前に「
参考: 認証方法による違い」を確認してください。
連携する Salesforce ユーザ について以下を確認してください。
- Salesforce API を利用可能 (API を利用してログインができる)
- リード、取引先責任者、取引先のすべて、または参照したいレコードへの参照権限
- Salesforce 活動履歴連携 を設定する場合は、以下権限も必要
- ToDo (API 参照名: Task) の編集権限
- 活動 (API 参照名: Activity) の編集権限
- 活動履歴内容を登録するフィールドの編集権限
- 活動履歴任命先設定をする場合、以下権限も必要
- MiiTel ユーザーと紐付けする Salesforce ユーザレコードの参照権限
- 「ID とパスワードで認証」から「Salesforce ID で認証 (推奨)」に変更する場合は、事前に「参考: 認証方法による違い」を確認してください。
- 管理者権限を持つアカウントで MiiTel Admin にログインします。
- [外部連携] > [Salesforce] > [基本設定] タブを選択します。
- [Salesforce ID で認証 (推奨)] を選択します。
- [Salesforce と連携する] をクリックします

- Salesforce ユーザ で Salesforce にログインします (Salesforce にログイン済みの場合は「アクセスを許可しますか?」という画面が表示されます。表示されているアカウントを確認後、[許可] をクリックしてください)。
- Salesforce のレコード情報を連絡先に取得したくない場合は、[連絡先の取得を行わない] にチェックを入れて [保存] をクリックします。
- 「取引先責任者」「取引先」「リード」の「電話型の標準項目」に登録された電話番号をクリックして発信した場合、クリックしたレコード情報が MiiTel Analytics の連絡先に登録されます。
- 連絡先の連携では、通話毎に Salesforce API を最大 3 回コールします。
連携解除方法
[連携を解除する] をクリックすると MiiTel と Salesforce の連携を解除できます。

- Salesforce にシングルサインオン (SSO) 設定がされている場合、Salesforce ID とパスワードでログインできる Salesforce ユーザ を連携に利用してください。
- 連携する Salesforce ユーザ について以下を確認してください。
- Salesforce API を利用可能 (API を利用してログインができる)
- 多要素認証を使用している場合、「API ログインの多要素認証」が無効
- リード、取引先責任者、取引先のすべて、または参照したいレコードへの参照権限
- Salesforce 活動履歴連携 を設定する場合は、以下権限も必要
- ToDo (API 参照名: Task) の編集権限
- 活動 (API 参照名: Activity) の編集権限
- 活動履歴内容を登録するフィールドの編集権限
- 活動履歴任命先設定 (Salesforce ユーザーと MiiTel ユーザーを紐付け)をする場合、以下権限も必要
- MiiTel ユーザーと紐付けする Salesforce ユーザレコードの参照権限
- 管理者権限を持つアカウントで MiiTel Admin にログインします。
- [外部連携] > [Salesforce] > [基本設定] タブを選択します。
- [ID とパスワードで承認] を選択します。
- 以下の各項目を設定後、[接続をテストして保存] をクリックします。

1Salesforce のユーザー名: 連携に使用する Salesforce ユーザー名を設定
2パスワード: 1 に設定した Salesforce ユーザー名のパスワードを設定
3Salesforce のセキュリティトークン: Salesforce から取得したセキュリティートークンを設定します。
4連絡先の設定:
連絡先を一括取得する : 応対履歴と一致する電話番号を持つ Salesforce のレコード情報を MiiTel Analytics の連絡先に登録するタイミングを設定。連絡先へ登録が完了すると応対履歴と応対履歴一覧に取引先会社名と取引担当者名が表示される。
- オン: 毎日 23 時頃に登録 (当日分の応対履歴の電話番号をと一致する Salesforce レコードを検索し、 MiiTel 連絡先へインポートする。既に MiiTel 連絡先に登録がある場合、Salesforce レコード情報が上書きされる)
- オフ: 通話終了後 (連絡先に Salesforce レコード情報登録後も履歴作成時に Salesforce レコード情報が上書きされる)
連絡先の取得を行わない: MiiTel Analytics の連絡先に Salesforce のレコード情報を登録しない場合、チェックを入れる。
- 連絡先の連携では、以下のとおり Salesforce API をコールします。
- 連絡先を一括で取得する設定の場合 : 電話番号に紐づく情報を取得する際、その日の応対履歴の件数分 x 最大 3 回 API をコールします。
(取引先責任者、取引先、リードの順番で 3 つのオブジェクトを参照し該当の電話番号を持つレコードを検索します。そのため、電話番号がリードに登録されている場合は、3 つのオブジェクトを参照するため最大 3 回 API をコールします)
- 通話終了後に連絡先を取得する場合 : 通話毎に最大 3 回 API をコールします。
- 連携設定の解除が必要な場合は、サポートまでご相談ください。
連絡先取得方法変更時の留意点
連絡先取得方法を変更する場合、必ず [パスワード]、[Salesforce のセキュリティトークン] を入力し [接続をテストして保存] をクリックしてください。
参考: 認証方法による違い
認証方法により、以下が異なります。「ID とパスワード認証」から「Salesforce ID で認証 (推奨)」に変更する場合は、事前に確認してください。
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Salesforce ID で認証 (推奨)
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ID とパスワードで認証 |
連携する Salesforce ユーザ の「API ログインの多要素認証」設定 |
「有効」「無効」どちらも可能 |
「無効」にする |
シングルサインオン (SSO) が要求される Salesforce ユーザによる連携 |
対応 |
非対応 |
連絡先に登録する対象 Salesforce レコード
|
- クリック to コール による発信の場合
クリックしたレコードの情報が MiiTel 連絡先に登録される *1
- クリック to コール以外の発信、および着信の場合
取引先責任者、取引先、リードの優先順位で該当電話番号を持つレコード情報が連絡先に登録される
|
取引先責任者、取引先、リードの優先順位で該当電話番号を持つレコード情報が連絡先に登録される
|
応対メモの登録タイミング (活動履歴連携設定した場合) |
- MiiTel Phone からの応対メモ保存時
- 音声分析完了時 *2
- 応対履歴からの応対メモ変更時
|
- MiiTel Phone からの応対メモ保存時
- 応対履歴からの応対メモ変更時
|
連絡先の取得設定 |
|
- 一括取得 *3
- 通話終了後に取得 (デフォルト)
- 取得しない
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操作ログ |
あり |
なし |
連携解除 |
可能 |
サポートへ依頼 |
*1 Salesforce 上で クリック to コール した場合の連絡先連携について
「ID とパスワードで認証」では、クリックしたレコードの情報ではなく、「取引先責任者」「取引先」「リード」の優先順位で、該当電話番号が登録されているレコードの情報が、連絡先に登録されます。
「Salesforce ID で認証 (推奨)」では、クリックしたレコードが「取引先責任者」「取引先」「リード」の場合、クリックしたレコードの情報が、MiiTel 連絡先に登録されます。
*2 Salesforce 活動履歴の応対メモ登録タイミングについて
「Salesforce ID 認証 (推奨)」では、MiiTel Phone からの応対メモ保存時に加え、音声分析が完了したタイミングでも Salesforce 活動履歴の応対メモ登録を実施します。なお、Salesforce 活動履歴連携 設定画面の「コメント」に「音声認識結果 ( {SPEECH_RECOGNITION_SUMMARY}、{SPEECH_RECOGNITION})」の設定がない場合も実施します。
*3 「ID とパスワードで認証」で「連絡先を一括取得する」設定している場合
「Salesforce ID で認証 (推奨)」では、「連絡先を一括取得する」ことはできません。「ID とパスワードで認証」で「連絡先を一括取得する」を設定していた場合、「Salesforce ID で認証 (推奨)」に変更後、自動的に「通話終了後に取得する」に変更されます。
オプション設定: 外部連携エラー発生のメール通知設定
何かしらの原因で Salesforce 連携およびその他の外部連携にエラーが生じた場合、あらかじめ設定したメールアドレスでエラー発生通知メールを受けることができます。
設定は、「外部連携エラー発生のメール通知設定」をご確認ください。
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