MiiTel Scan to Call は、発信する側に QR コードを読み込んでもらうことで、ブラウザーから MiiTel 宛に発信できる機能です。このとき、発信者に通話料負担はありません。
電話番号入力などの手間の削減や、通話料の負担無しに連絡できることにより、連絡へのハードルを下げられます。
イベントの配布物や、広告への掲載、会社の受付窓口などに活用できます。
この機能を利用するには ?
- 設定には、管理者権限が必要です。
- MiiTel Scan to Call の契約が必要です。
目次
QR コードを作成する
- https://account.miitel.jp/v1/signin にアクセスし、管理者権限があるユーザーで MiiTel Analytics にログインします。
-
画面右上の [MiiTel Admin を開く]をクリックします。
- [通話設定] > [Scan to Call] をクリックします。
- [QR コードを作成] をクリックします。
- 以下の項目を設定します。
1QR コード名: 作成する QR コードの名前を設定する
2Google Analytics の測定 ID: Google Analytics 4 で訪問回数、発信回数、通話回数を確認したい場合は、測定 ID を設定する。
NOTE
- 測定 ID については、「Google アナリティクスヘルプ [GA4] 測定 ID」を確認してください。
- 設定例については、「参考: Google Analytics4 で訪問回数、発信回数、通話回数を測定する場合の設定例」を確認してください。
3取引先に表示される画面: 以下の内容を設定する
QR コードを読み込むと、スマートフォンのブラウザーが起動し、以下のような画面が表示されます。通話中画面では、[ミュート] をタップして発信先に音が届かない状態に切り替えたり、[キーパッド] をタップして IVR に対応したりすることもできます。
NOTE
- 通話音声は、音楽などを再生するときのスピーカーから再生されます。スマートフォンの機種によって、利用されるスピーカーは異なる場合があります。
MiiTel Scan to Call 用の着信フィルタ、着信ルールを設定する
QR コードを作成すると、専用の回線が生成されます。回線名は、MiiTel Scan to Call の設定画面で確認できます。
発行された回線に対して、通常の電話番号と同様に着信フィルタ、着信ルールを設定することで、着信を受けられるようになります。設定方法は、以下のページを参照してください。
MiiTel Scan to Call による着信を確認する
MiiTel Scan to Call による着信を受けた際、ソフトフォンの相手先情報には「Scan to Call」と表示されます。また、ワイドモードの「通話情報」タブで、Scan to Call 情報を確認できます。
QR コード名には、QR コード作成時に設定した名前が表示されます。
応対履歴では、MiiTel Scan to Call の履歴は以下のように表示されます。
応対履歴一覧のリスト表示画面では、MiiTel Scan to Call 履歴の「操作」メニューから Scan to Call 情報を確認できます。
MiiTel Scan to Call の通話を内線転送する
MiiTel Scan to Call の着信は、他ユーザーに内線転送できます。
MiiTel Scan to Call の着信を内線転送した際、転送先ユーザーの着信画面には転送元ユーザーのユーザー名と内線番号が表示されます。
また、ワイドモードの「通話情報」タブで、Scan to Call 情報と転送元情報を確認できます。
NOTE
- 内線転送の詳しい方法は、「MiiTel Phone で内線転送する」または「内線転送する (MiiTel Phone Mobile)」を確認してください。
参考: Google Analytics4 で訪問回数、発信回数、通話回数を測定する場合の設定例
以下に、Google Analytics4 で訪問回数、発信回数、通話回数を測定する場合の設定例を紹介します。
- Google アナリティクスのトップページ左側のメニューから [探索] をクリックします。
- 新しいデータ探索を作成します。
- 以下の内容を設定します。
変数
- データ探索名: 任意のタイトルを設定する
- 集計期間: 任意の集計期間を設定する
- ディメンション:「ページタイトル」「イベント名」を設定する
- 指標: 「イベント数」を設定する
設定
- 手法: 「自由形式」を設定する
- ビジュアリゼーション: 「テーブル」を設定する
- 行: 変数から「ページタイトル」をドラッグ & ドロップする
- 列: 変数から「イベント名」をドラッグ & ドロップする
- 値: 変数から「イベント数」をドラッグ & ドロップする
- フィルタ: 条件に「次の正規表現に一致」を設定し、以下の文字列を入力する
start|visit|connected
設定完了後は、以下のように集計結果が表示されます。
「start」は発信回数、「visit」はページ訪問回数、「connected」は通話回数を表します。